2006年06月14日

「ロマネスクの歴史」

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ロマネスクとは広辞苑に「11世紀から12世紀中葉にかけて、フランス南部及びイタリア北部を中心にヨーロッパ諸国にに行われた建築・彫刻・絵画の様式。古代ローマの諸要素を復活させると共に、東洋趣味の感化をも受けて新たに作りだしたもの」とあります。

少々解説しますと、ロマネスク様式発祥の地は北イタリア・フランスのブルゴーニュ地方と、今回私の提案した「1659年のピレネー条約成立以前のカタルーニャ」の三地域です

その後のキリスト教の文化、例えばゴシックなどと違って画一性は全くなく、学者は「地方的多様性のなかの統一性」と表現していますが、地域の特色とその地の素材を生かし、創建時代のその地域の社会的ニーズをとりいれて造られています。

イタリアはロマネスクより優れた観光資源に恵まれ、その上往年はヨロッパの文化の旗手的存在でしたから、ロマネスクは殆ど忘れられています。
有名なピサの斜塔はロマネスクです。

また、フランスはゴシック様式発祥の国で、その上宗教を否定する「理性の時代」や「フランス革命」などの影響で完全な形で保存されていません。幸いピレネー山麓を中心とするカタルーニャは文明文化からほど遠く、往年の面影が豊かに残存できたのです。

一般的に、キリスト教徒はそれぞれの時代に「最高のもの」をもって自分たちの神に奉仕しようと努力します。新しい様式は先ず教会から始まり、王侯貴族に続き、金持ち庶民と波及して行きますので、自然の成り行きでは様式の変遷は防げません。このことは教会の探訪には、よく心しておかなければならないことです。敬虔に神を敬うからです。
posted by 清水準一 at 09:22| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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